Google Apps Script(GAS)は、Googleスプレッドシートをより強力かつ柔軟に活用するためのツールです。この記事では、GASを使ってスプレッドシートのセルに値を入力する基本的な方法を紹介します。
初心者でも簡単に理解でき、日常の業務効率を劇的に向上させることができます。
■ 基本操作
(1)任意のスプレッドシートを開き、[拡張機能]メニューから[Apps Script]を選択し、エディターを開きます。
(2)(新しいプロジェクトの場合は、書かれているコードを全て消して)以下のコードをエディタに入力します。
SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet():現在開いているスプレッドシートを取得します。
getActiveSheet():アクティブなシートを取得します。
getRange('A1'):セルA1を指定します。
setValue('Hello, world!'):セルに値を入力します。
(3)setCellValue 関数を保存/選択し、実行ボタンをクリックします。
(4)スプレッドシートのA1セルに「Hello, world!」と入力されていることを確認しましょう。
■ 応用編:ユーザー入力値の反映
基本をマスターしたら、さらに高度なスクリプトに挑戦してみましょう。
例えば、ユーザーから入力された内容をスプレッドシートへ反映してみましょう。
(1)以下のコードをエディタに入力し、実行してみましょう。
SpreadsheetApp.getUi():ユーザーインターフェースを操作します。
prompt('入力してください!', ui.ButtonSet.OK_CANCEL):入力を促すダイアログを表示します。
getResponseText():ユーザーの入力を取得し、セルB1に設定します。
(2)実行すると入力を促すダイアログが表示されます。
何かを入力し「OK」を選択しましょう。
(3)スプレッドシートのB1セルに先ほどダイアログに入力された値が設定されていることを確認しましょう。
■ まとめ
Google Apps Scriptを使えば、スプレッドシートの操作を大幅に自動化できます。今回はセルに値を入力する基本的な方法を紹介しましたが、さらなる応用編もお試しください。
これにより、業務の効率化が図れること間違いなしです。
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