Googleフォームは便利な反面、コントロールし辛いツールでもあります。
せめて回答者が入力する内容ぐらいはしっかりコントロールして、期待どおりの回答が得られるように誘導していきましょーー。
回答の検証、正規表現など回答内容をコントロールしていく上で重要なキーワードもお勉強しましょうね。
■ 動作環境
OS: Windows 10 Home(64ビット)
Chrome: 122.0.6261.128(64ビット)
■ 回答の検証
Googleフォームの「回答の検証」は、回答者が入力したデータが特定の条件を満たしているかどうかを自動的に確認し、必要に応じて修正を促したり、無効なデータを受け入れないようにする機能です。
この機能により、データの品質を向上させ、入力エラーや不正確な情報を減らすことができます。
「回答の検証」を指定できる質問パーツ、規則は次のとおりです。
質問パーツ | 数値 | テキスト | 長さ | 正規表現 | その他 |
記述式 | ● | ● | ● | ● | |
段落 | ● | ● | |||
チェックボックス |
|
質問パーツを選択した後、右下の3つの丸をクリック、表示されたメニューより「回答の検証」をクリックすることで、該当する質問パーツに対して「回答の検証」を適用できます。
検証する規則種類や条件などの設定ができます。
Googleフォームへの回答時に、条件に一致しない値を入力すると以下イメージのようにエラーメッセージが表示されます。また、この状態ではGoogleフォームを送信することはできません。
■ 正規表現
Googleフォームにおける「正規表現」は、回答者が入力したテキストが特定のパターンや形式に一致するかどうかを検証するための機能です。
「半角数字で5桁しか受け付けない」などの細かい入力規則を設定することができます。
■ 利用例
□ メールアドレス
「規則種類」に"テキスト"、「条件」に"メールアドレス"を指定することで正しい形式のメールアドレスを回答してもらうことができます。
※メールアドレスに関しては、[設定] - [回答] - [メールアドレスを収集する]にて、メールアドレス入力用のセクションを自動的に設置することも可能です。
※この例ではエラーメッセージがいまいちです。本来はどのような形式だとエラーにならないのか?をイメージできるようなメッセージを指定してください(この例だと「@を含む半角の英数字」などの表現がエラーメッセージに含まれるとよりベターですよね)。
□ その他のデータ形式例
正規表現を活用することで、さまざまな種類のデータ形式をコントロールすることができます。以下は、よく利用されるデータ形式の例です。
求めるデータ形式 | 正規表現 |
郵便番号 | \d{3}-\d{4} |
携帯電話番号 | 0\d0-\d{4}-\d{4} |
電話番号 | 0\d{2,3}-\d{1,4}-\d{4} |
マイナンバー | \d{12} |
■ 番外編
[回答の検証]機能を活用することで、正しいパスワードを入力しないとGoogleフォームを送信できない(結果、正しいパスワードが分からない人は回答できない)運用を実現できます。
「規則種類」に"正規表現"、「条件」に"一致する"、「条件要素」に決まりごとにするパスワード、(そしてここが重要!)必須フラグをオンに指定します。
■ まとめ
回答内容のデータ形式をコントロールすることで、のちのちデータ整理・分析しやすい運用につなげていきましょー。^^;
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