Excel VBAの枠を超えて色々な機能を実現する際に必ず登場する「参照設定」という考え方。意味合いから設定の仕方までを紹介いたします。
■ 動作環境
OS: Windows 8.1
Excel: 2013
■ 参照設定とは
VBAの標準機能では実装されていない外部のオブジェクトライブラリを活用したい場合に、機能拡張する仕組みを「参照設定」と呼びます。
代表的な仕様例に次のものがあります…
Webブラウザを操作するためのSelenium Basic関連ライブラリ
メール送受信を実現するOutlook関連ライブラリ
■ 参照設定の変更(追加、削除)
① [開発]タブの[Visual Basic]を選択します。
② メニューの[ツール]-[参照設定]を選択します。
③ [参照可能なライブラリファイル]一覧から、利用したいライブラリを選択、もしくは選択解除することで、参照設定の変更ができます。
■ Selenium Basicの有効化
まず、本環境にSelenium Basicがインストールされていることが大前提です。
その上で、「Selenium Type Library」を選択し、「OK」します。
■ Outlookライブラリの有効化
まず、本環境にOutlookがインストールされていることが大前提です。
その上で、「Microsoft Outlook 99.9 Object Library」を選択し、「OK」します。
99.9のところは、Outlookクラスライブラリのバージョン番号
インストールしたOutlookによって異なる(私の環境では、「15.0」)
■ まとめ
参照設定を自在に使いこなすことで、VBAでの標準機能では実現できないような様々な機能を実装していくことができます!
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