Excelには数多くの便利な関数がありますが、その中でも特に頻繁に使用されるのが「SUM」関数です。今回は、Excel初心者の方でも理解しやすいように、SUM関数の使い方と具体的な例を紹介します。
■ 動作環境
OS: Windows 10 Home(64ビット)
Excel: 2019(64ビット)
■ SUM関数とは?
SUM関数は、指定したセル範囲の数値を合計するための関数です。基本的な使い方は非常に簡単で、数値の合計を求める際にとても便利です。
■ SUM関数の基本的な書式
SUM関数の基本的な書式は以下の通りです:
「範囲」の部分には、合計したいセルの範囲を指定します。
例えば、A1からA3までのセルの合計を求める場合は、「A1:A3」と指定します。
それでは、具体的な例を使ってSUM関数の使い方を見ていきましょう。
例1:単純な合計
(1)セルに数値を入力する:まず、B1からB5までのセルに数値を入力します。 例えば、以下のように入力します。
B1: 10
B2: 20
B3: 30
B4: 40
B5: 50
(2)SUM関数を入力する:次に、B6セルに以下のようにSUM関数を入力します。
(3)結果を確認する:Enterキーを押すと、B1からB5までの数値の合計がB6セルに表示されます。 この場合、B6セルには「150」が表示されます。
例2:複数範囲の合計
SUM関数は、複数の範囲を指定して合計を求めることもできます。
(1)セルに数値を入力する:B1からB3、D1からD3までのセルに数値を入力します。 例えば、以下のように入力します。
B1: 5
B2: 15
B3: 25
D1: 10
D2: 20
D3: 30
(2)SUM関数を入力する:次に、D5セルに以下のようにSUM関数を入力します。
(3)結果を確認する:Enterキーを押すと、B1からB3とD1からD3までの数値の合計がD5セルに表示されます。この場合、D5セルには「105」が表示されます。
■ まとめ
今回は、Excelの基本関数であるSUM関数の使い方と具体例を紹介しました。SUM関数は非常にシンプルでありながら、データの合計を求める際に非常に強力なツールです。まずは基本的な使い方をマスターし、さらに応用できるようになると、Excelでの作業が一層効率的になります。
機会あれば、SUM関数をさらに応用したSUMIF関数やSUMIFS関数の使い方も紹介したいと思いますー。
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