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GAS:スクリプトプロパティ

更新日:11月8日

Google Apps Script(GAS)には、データを小規模に保存できる「プロパティサービス」があります。主にユーザー設定やスクリプトの状態などの情報を保存する際に便利です。


今回は、GASのプロパティサービスについて、3つの種類とその違い、スクリプトプロパティの使い方を中心に解説します。


プロパティサービスの3種類

 

プロパティサービスは以下の3種類に分けられます。

それぞれの役割や適用範囲が異なりますので、用途に合わせて使い分けましょう。


  • Script Properties:スクリプト全体で共有されるデータを保存

  • User Properties:各ユーザーごとのデータを保存

  • Document Properties:特定のドキュメントと関連付けられたデータを保存



スクリプトプロパティの設定方法

 

スクリプトプロパティは、エディタ画面から直接登録または変更でき、スクリプト内で利用可能な設定が管理できます。


(1)左側メニューの歯車アイコン「プロジェクトの設定」を選択します。

プロジェクトの設定、画面イメージ

(2)プロジェクトの設定画面下(一番最後までスクロールします)のスクリプトプロパティ欄の「スクリプト プロパティを追加」をクリックします。

(すでに「プロパティ」「値」が登録されている場合は、「スクリプト プロパティを編集」と表示されます)

スクリプトプロパティの追加、画面イメージ

(3)「プロパティ」に属性名、「値」に属性値を入力します。

  • 任意の「プロパティ」「値」を消したい場合は、該当行の最右「×」マークをクリックします。

  • 新たに「プロパティ」「値」の組み合わせを追加したい場合は、「スクリプト プロパティを追加」をクリックします。

  • 「スクリプト プロパティを保存」をクリックすることで、「プロパティ」「値」が登録されます。

スクリプトプロパティを保存、画面イメージ


スクリプトプロパティの使用例(取得と設定)

 

上記のコードでは、DEBUG_MODEという名前のプロパティを取得、もしくは設定する例を示しています。このように、スクリプト全体に共通の値として設定できます。



■ まとめ

 

Google Apps Scriptのプロパティサービスは、用途に応じた設定を簡単に行える便利な機能です。スクリプトプロパティは、全体で共通する情報の保存に最適で、設定内容をコード上に直接書かずに管理できます。


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