11月4日

GAS：承認が必要です！

Google Apps Script（GAS）を使うと、GoogleスプレッドシートやGoogleカレンダーと連携した自動化を手軽に行えますが、初めてスクリプトを実行すると「承認が必要です」という画面が表示され、何をすれば良いか戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、GASを初めて実行する際に必要な「承認」の対応手順を、初心者の方にもわかりやすく解説します。画面イメージを用いながら、手順を一つずつ見ていきましょう。

■ 承認が必要な理由とは？

GASでGoogleサービスにアクセスする場合、データの安全を確保するため、Googleが許可を求める仕組みになっています。初めて実行する際に「承認が必要です」というメッセージが表示されるのは、スクリプトの実行に必要なアクセス権限をユーザーが確認し、許可するプロセスを踏むためです。

（１）任意のスクリプトを初めて実行すると、「承認が必要です」というメッセージが表示されます。このメッセージには、スクリプトがGoogleアカウントのどのデータにアクセスするかが示されています。

（２）「承認が必要です」のメッセージに続いて、アカウント選択画面が表示されます。アクセスを許可したいGoogleアカウントを選択してください。

③ このアプリ（＝組み込むスクリプト）が未確認物体なので、確認できるまで前に進めるな！と怒られますので、「詳細」リンクをクリックします。

④ 「#該当のスプレッドシート名称#（安全ではないページ）に移動」リンクをクリックします。

⑤ 日本語訳がおかしい気もしますが、組み込むスクリプトへの権限付与を許可するために、「許可」を選択します。

⑥ 以上で承認プロセスが終了し、該当のスクリプトを実行できる状態になります。

初回実行時に一度承認をすれば、以降は特に承認画面は表示されず、スクリプトが自動で実行されます。ただし、スクリプトのコードに変更が加わった場合や、別のGoogleサービスへのアクセス権限が追加された場合には、再度承認を求められることがあります。

Q: 承認画面が繰り返し表示される場合はどうすれば良いですか？

A: スクリプトに新しい権限が追加された可能性があります。必要な権限のみを許可し、問題が続く場合は権限設定を確認してください。

Q: 「承認が必要です」画面が表示されない場合は？

A: スクリプトに権限が不要な場合や、すでに同様の権限が承認済みの可能性があります。アクセス権の確認は「Googleアカウントのセキュリティ」ページからも可能です。

GASを初めて実行する際の「承認が必要です」というプロンプトへの対応手順を解説しました。GASを使って自動化やカスタムアプリを作成する際には、この手順をマスターすることでスムーズな実行が可能になります。データの安全を確保しつつ、GASの便利な機能を活用してみましょう。