今回は、Google Apps Script(GAS)のトリガーのうち、Googleスプレッドシート上での手動実行(ボタン押下)について詳細説明します。
その他の粋な備忘録も、合わせてご覧ください。 (参考備忘録)GAS:V8ランタイム (参考備忘録)GAS:スクリプト取り込み (参考備忘録)GAS:承認が必要です! (参考備忘録)GAS:トリガー (参考備忘録)GAS:トリガー、Installable Triggers (参考備忘録)GAS:トリガー、ボタン押下での手動実行 (参考備忘録)GAS:トリガー、メニュー選択での手動実行 (参考備忘録)GAS:スクリプトプロパティ |
■ 手動実行(ボタン押下)
文字通り、手で操作して実行するトリガーです。
スクリプトエディタの「実行」ボタンから…、スプレッドシートであればマクロのインポート機能から…、スクリプトが割り当てられたボタンから…などがあります。
そのうちスクリプトが割り当てられたボタンの配置、ボタン押下によるスクリプトの実行方法について後述します。
■ トリガー設定手順
(1)任意のスプレッドシートを開き、[拡張機能]メニューから[Apps Script]を選択し、エディターを開きます。
(2)(新しいプロジェクトの場合は、書かれているコードを全て消して)以下のコードをエディタに入力します。
Browser.msgBox():メッセージボックスを表示してユーザーへ何等かのメッセージを伝達します。スプレッドシートでのみ使用できるメソッドです。
(3)スプレッドシートにてメニューの[挿入]-[図形描画]を選択します。
(4)「図形描画」ダイアログにてボタンのデザインをします。
次のように青枠をクリックしていき、お好きな図形を選択します。今回はボタンを作成するのでボタンっぽい図形を選択しましたー。
「スクリプト実行」という文字列はテキストで入力しています。テキストはお好きな文字で入力してください。デザインが完了したら「保存して閉じる」をクリックすることで、Googleスプレッドシート上に図形が配置されます。
(5)図形をクリックすると青枠で囲われてサイズを変更できるようになります。
図形の右上に表示される「︙」(3つの点)をクリックします。
(6)表示されたショートカットメニューから「スクリプトを割り当て」をクリックします。
表示される「スクリプトを割り当て」ダイアログボックスの入力欄に(2)で作成した関数名を指定します。今回作成した関数は「test」なので、ここでは「test」を入力することにします。
これで「確定」を押すと作成したボタンに実行機能をもたせることができます。
■ トリガー実行手順
図形をクリックしてみると次のとおり動きました!
「承認が必要です!」ダイアログが表示された場合は、こちらも合わせてご覧ください。 (参考備忘録)GAS:承認が必要です! |
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?
関数を作成したら、どんどん思い々のトリガーへ設定していきましょー!
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