今回は、Google Apps Script(GAS)のトリガーのうち、インストール可能なトリガー(Installable Triggers)について詳細説明します。
その他の粋な備忘録も、合わせてご覧ください。 (参考備忘録)GAS:V8ランタイム (参考備忘録)GAS:スクリプト取り込み (参考備忘録)GAS:承認が必要です! (参考備忘録)GAS:トリガー (参考備忘録)GAS:トリガー、Installable Triggers (参考備忘録)GAS:トリガー、ボタン押下での手動実行 (参考備忘録)GAS:トリガー、メニュー選択での手動実行 (参考備忘録)GAS:スクリプトプロパティ |
■ Installable triggers
自作の任意名称の関数を、任意のきっかけで自動的に実行するよう設定するトリガーです。
シンプルトリガーと異なり、ユーザーに追加の権限を要求することで、Googleサービスや外部サービスとのインタラクションも可能になり、より多機能な処理が実現できます。
設定方法は…、
(スクリプトエディタの)トリガー設定画面から登録
SpreadsheetTriggerBuilder や ClockTriggerBuilderクラスを活用するスクリプトを作成して(実行)登録
の何れかのアプローチが可能です。
■ トリガー設定画面
Installable triggersを設定するトリガー設定画面の操作イメージを紹介します。
(1)スクリプトエディタを開く
(2)左メニューから「トリガー」を選択します。
(3)トリガー設定画面(一覧)が表示されるので、右下の「トリガーを追加」ボタンをクリックします。
(4)「実行する関数を選択」、「イベントのソースを選択」、「イベントの種類を選択」などを設定し、「保存」ボタンをクリックします。
実行する関数を選択
本トリガーで実行させたい関数(スクリプト)を選択します。
イベントのソースを選択
スクリプトを実行するイベントを選択します(詳細は後述しますー)。
イベントの種類を選択
選択されたイベントソースに応じて、詳細設定を行います。
たとえば「時間主導型」を選択した際は、次のような選択肢が表示されます。毎日特定時間に動くトリガーとして「日付ベースのタイマー」を選択すると、「時間の間隔を選択」で実行タイミングを指定できます。
(5)正常に保存されると、トリガー設定画面(一覧)に表示されます。
■ イベントのソース(スプレッドシートから)
□ イベントの種類
起動時 該当するスプレッドシートを開いた時に実行させる場合に選択します。
編集時 該当するスプレッドシートのセルやセル範囲単位の編集確定時に実行させる場合に選択します。
変更時 該当するスプレッドシートの行や列の削除など、シート単位の編集確定時に実行させる場合に選択します。
フォーム送信時 該当するスプレッドシートに紐付けられているフォームデータが送信された時に実行させる場合に選択します。
■ イベントのソース(カレンダーから)
□ カレンダーの詳細
カレンダー更新済み 該当するアプリケーションに紐付けられたカレンダーが更新された時に実行させる場合に選択します。
また、サブ項目として、カレンダーオーナーのメールアドレスもしくはカレンダーIDを指定します。
(特定のカレンダーが更新した時に実行する場合は、対象となるカレンダーIDを指定)
■ イベントのソース(フォームから)
□ イベントの種類
起動時 該当するフォームの編集画面を開いた時に実行させる場合に選択します。
フォーム送信時 該当するフォームが送信された時に実行させる場合に選択します。
■ まとめ
いかがでしたでしょうか?
関数を作成したら、どんどん思い々のトリガーへ設定していきましょー!
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